ほつく(読み)ホツク

デジタル大辞泉 「ほつく」の意味・読み・例文・類語

ほつ・く

[動カ四]
あちこち歩き回る。うろつく。ほっつく。
泣きっ面をして―・きゃあがるから」〈洒・駅舎三友〉
金銭を浪費する。使い果たす。
親父が金を―・くゆゑ」〈浮・親仁形気・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ほつく」の意味・読み・例文・類語

ほつ・く

[1] 〘自カ四〙 うろつく。あちらこちら、うろつき回る。遊び歩く。ほっつく。
浄瑠璃心中重井筒(1707)上「あのやうにほついてはやんがて身代木賊色でおろすやうに成ってのけふと笑ひける」
[2] 〘他カ四〙 金銭をつぎ込む。使い果たす。費消する。
浮世草子浮世親仁形気(1720)三「親仁が金をほつく故」

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