へこたこ(読み)ヘコタコ

デジタル大辞泉 「へこたこ」の意味・読み・例文・類語

へこ‐たこ

[名・形動]《近世上方語》筋道が通らないこと。また、そのさま。でたらめ。
自慢らしう言ふことがみな―ぢゃ」〈滑・浮世風呂・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「へこたこ」の意味・読み・例文・類語

へこ‐たこ

〘名〙 (形動)
道理に合わないこと。矛盾の多いこと。でたらめなこと。また、そのさま。
滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「自慢らしういふことが皆へこたこじゃ」
期待に反すること。あてがはずれること。また、そのさま。だめ。
浮世草子・世間化物気質(1770)一「へこたこ気がいれるほどぶ拍子ふまん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android