ぷっと(読み)プット

デジタル大辞泉 「ぷっと」の意味・読み・例文・類語

ぷっ‐と

[副]
口先をすぼめて息などを一瞬吐き出すさま。「ブドウの種をぷっと吐き出す」
思わず笑いだすさま。「おかしくてぷっと吹き出す」
ふくれるさま。また特に、怒ってふくれるさま。「風船ぷっとふくらむ」「怒られてぷっとふくれる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぷっと」の意味・読み・例文・類語

ぷっ‐と

〘副〙
① 口先をすぼめて息やつばきを勢いよく出す時の短くて鋭い音、また、そのさまを表わす語。
※門三味線(1895)〈斎藤緑雨二一「ぷっと掛けし唾」
② 放屁する際の音を表わす語。
③ 思わず吹き出すさまを表わす語。
※マイクとともに(1952)〈藤倉修一〉マイクこぼれ話「きいていて思わずプッとくるような間違いは」
④ 怒ってふくれるさまを表わす語。
魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後「お梅はぷッと膨れて」

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