びちびち

精選版 日本国語大辞典 「びちびち」の意味・読み・例文・類語

びち‐びち

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 柔らかな物が、水に混じって排出する音やさまを表わす語。ひちひち。
滑稽本・八笑人(1820‐49)三「又びちびちはじめるよ。マア相談の極るまでは、尻へかかとでも押つけて置ッし」
② 魚の勢いよくはねるさま、また、いきのよいさまを表わす語。ぴちぴち。ひちひち。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
浄瑠璃・孕常盤(1710頃)二「びちびち跳ねる鈴木殿、尾鰭れを付て生臭い」
[2] 〘名〙 下痢

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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