デジタル大辞泉
「ばらつく」の意味・読み・例文・類語
ばら‐つ・く
[動カ五(四)]
1 雨やあられなどが少し降ってくる。「にわか雨が―・く」
2 ふぞろいである。「クラスによって成績が―・いている」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ばら‐つ・く
① 雨や霰(あられ)などがばらばらと降ってくる。
※俳諧・
芭蕉翁追善之日記(1694)「秋もはやはらつく雨に月の形
(なり)〈芭蕉〉」
② ばらばらに乱れ散る。ばらばらになる。また、あちらこちらにある。
※
浮世草子・男色十寸鏡(1687)下「かみの品
(しな)もばらつき、えもんも
行儀もみだるる事はやし」
※
浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)一「顔にばらつく乱れ髪」
③ ふぞろいである。また、
測定値の大きさが一定しないで、不規則に分布する。「収穫量が年によってばらつく」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報