のす(読み)ノス

デジタル大辞泉 「のす」の意味・読み・例文・類語

のす

[接尾]接尾語「なす」の上代東国方言。…ように。
利根川川瀬も知らずただ渡り波に逢ふ―逢へる君かも」〈・三四一三〉
[補説]「なす」に比べると、動詞に付く例が多く、連用修飾語として用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のす」の意味・読み・例文・類語

のす

〘接尾〙 「なす」の上代東国方言形といわれる。「なす」に比べると動詞に付く例が多く、連用修飾に立つことが多い。…ように。…のように。
万葉(8C後)一四・三四一三「利根川の川瀬も知らずただ渡り波に逢ふ能須(ノス)逢へる君かも」

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