デジタル大辞泉
「にき」の意味・読み・例文・類語
に◦き
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」》すでに…た。…てしまった。
「名にめでて折れるばかりぞ女郎花我落ち―◦きと人にかたるな」〈古今・秋上〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
に‐・き
(完了の助動詞「ぬ」の連用形に過去の助動詞「き」の付いたもの)
自分の直接
経験として、過去になった
事柄、完了した事柄を表わす。…てしまった。すでに…た。
※
源氏(1001‐14頃)
手習「
故宮の
御娘に通ひ給しを、まづひと所は一とせ失せ給にき」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報