とことんやれ節(読み)トコトンヤレブシ

デジタル大辞泉 「とことんやれ節」の意味・読み・例文・類語

とことんやれ‐ぶし【とことんやれ節】

明治初年に流行した「とことんやれとんやれな」という囃子詞はやしことばを添える俗謡明治元年(1868)官軍東征のとき、参謀品川弥二郎歌詞を作り、大村益次郎一説には祇園の芸妓君尾)が節をつけて歌わせたといわれる。とんやれ節。

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精選版 日本国語大辞典 「とことんやれ節」の意味・読み・例文・類語

とことんやれ‐ぶし【とことんやれ節】

明治初年の軍歌。のち流行歌となる。「宮さん宮さん」で始まり、最後に「とことんやれとんやれな」というはやしことばがつく。「宮さん」とは東征大総督有栖川宮のこと。明治元年(一八六八)官軍東征のとき、奥羽鎮撫総督参謀品川彌二郎が作詞し、大村益次郎(一説には祇園芸者君尾)が作曲して、調練太鼓に合わせてうたったものに始まるという。とんやれぶし。

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