たんち

精選版 日本国語大辞典 「たんち」の意味・読み・例文・類語

たん‐ち【丹

〘名〙 (中国漢代、天子の庭から殿上への階段の下を丹朱に塗ったところから) 宮殿階上の庭。転じて、宮殿をもいう。
懐風藻(751)侍讌〈箭集虫麻呂〉「紫殿連珠絡、丹蓂草栄」 〔漢書‐百官志〕

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普及版 字通 「たんち」の読み・字形・画数・意味

【丹】たんち

赤く塗った庭。〔宋書、百官志上〕(尚書郎)事を光殿に奏す。殿は胡を以て壁に塗り、古賢烈士を畫き、丹朱を以て地に色す。之れを丹と謂ふ。

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