たよたよ(読み)タヨタヨ

デジタル大辞泉 「たよたよ」の意味・読み・例文・類語

たよ‐たよ

[副]
力が弱ってたよりないさま。よわよわしいさま。
知死期ちしごは不思議のいい目を見せて、―として火鉢った」〈鏡花湯島詣
しなやかなさま。なよなよ。
綺羅の袂を弄びながら、―としたさまで」〈芥川・きりしとほろ上人伝〉
[類語](1弱弱しいか弱いひ弱い/(2しなやかやわらかい柔軟軟化柔らか軟質軟弱柔いやんわりソフトしなしななよなよなよやかぐにゃぐにゃへなへなふにゃふにゃぶよぶよくにゃくにゃぐにゃっとくにゃっとくなくなぐなぐなぐにゃりぐんにゃりぐんなりしんなり

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たよたよ」の意味・読み・例文・類語

たよ‐たよ

〘副〙 (「たよだよ」とも。多く「と」を伴って用いる)
① しなやかであるさまを表わす語。なよなよ。
※玉塵抄(1563)五「あつうこまやかにほそほそこしなど身もほそうたよたよとしたぞ」
② 元気のないさま、弱々しいさまを表わす語。
※光悦本謡曲・鉄輪(1488頃)「ちからもたよたよと、あしよはくるまの廻りあふべき、時節をまつべしや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android