そがそが

精選版 日本国語大辞典 「そがそが」の意味・読み・例文・類語

そが‐そが

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① (曾我兄弟が貧に苦しんだところから「曾我」にかけて) 貧乏じみたさまや貧弱なさまを表わす語。
浮世草子好色万金丹(1694)二「憂き節の身の寄辺定まるよすがもなく、曾我曾我(ソガソガ)したる野辺送り」
② すきまなどがあってさむざむとしたさま、肌寒いさまを表わす語。
浄瑠璃出世握虎稚物語(1725)三「麻の布子(ぬのこ)葛布のふたのそがそがした取なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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