すれば(読み)スレバ

デジタル大辞泉 「すれば」の意味・読み・例文・類語

すれ‐ば[接]

[接]《動詞「する」の已然形+助詞「ば」から》すると。そうすると。「すればそれは君だったのか」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すれば」の意味・読み・例文・類語

すれ‐ば

接続〙 (動詞「する(為)」の已然形に助詞「ば」の付いてできた語)
① 前の事柄根拠として仮定し、そこから、後の事柄が結論として導き出されることを示す。そうだとすると。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)九「二百人籠者があれば、知音音信にゆくものが二百人。すれば、四百人あまりあるぞ」
② 前の事柄が成立したあとで、それが原因理由動機となって後の事柄が成立することを示す。そうしたために。
※古活字本毛詩抄(17C前)四「鳥の如にあちへかけり、こちへかけり、遊びあるいた。すれば、諸勢は皆面々にいぬるほどに高克が取残しに成て」

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