すぽん抜(読み)すぽんぬき

精選版 日本国語大辞典 「すぽん抜」の意味・読み・例文・類語

すぽん‐ぬき【すぽん抜】

〘名〙
① すぽんと一気に物を引き抜くこと。
他人のすきに乗じたり、だましたりして、自分が先にことをなすこと。出し抜くこと。不意うちをくわすこと。
浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中「庄野のふとのお米が俵腰に喰い付て。馴染のおれをすぽんぬきにあはせた」

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