しゅう

精選版 日本国語大辞典 「しゅう」の意味・読み・例文・類語

しゅう

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 小さい穴やすきまから、湯気空気などが抜け出る音、また、ふくらんだものが、見る見るしぼんでゆくさまなどを表わす語。
※波形本狂言・栗焼(室町末‐近世初)「そこな栗はおんぎょくをやるか。チウ。や、わごりょもか。シウ」
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「脊中と胸の厚さがしゅうと減って」
絹物などがすれあってたてる音、物がすべったりこすれたりした時の音などを表わす語。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「桃色綸子の裏をシューと云はせながら、両手を通す」

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