しなだゆう

精選版 日本国語大辞典 「しなだゆう」の意味・読み・例文・類語

しなだゆう しなだゆふ

「ささなみ路」にかかる。語義および、かかり方未詳。
古事記(712)中・歌謡鳰鳥(みほどり)の 潜(かづ)き息づき 志那陀由布(シナダユフ) 楽浪道(ささなみぢ)を すくすくと 我がいませばや」
[補注]諸説ある。(1)「しな」は坂、「たゆふ」は、行きなずむ意で、坂道で早く行き進めないの意とする説。(2)「しなだ」は、段々になっている田で、その田が連続するの意とする説など。(3)「ささなみ路」は琵琶湖沿岸の道の名。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android