鳰鳥(読み)におどり

精選版 日本国語大辞典 「鳰鳥」の意味・読み・例文・類語

にお‐どり にほ‥【鳰鳥】

〘名〙 鳥「かいつぶり(鸊鷉)」の古名。《季・冬》
万葉(8C後)四・七二五「二宝鳥(ニホどり)の潜(かづ)く池水心あらば君に吾が恋ふる心示さね」

みお‐どり みほ‥【鳰鳥】

〘名〙 鳥「かいつぶり(鸊鷉)」の古名。
古事記(712)中・歌謡「伊知遅島 美島に着き 美本杼理(ミホドリ)の 潜(かづ)き息づき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「鳰鳥」の意味・読み・例文・類語

みお‐どり〔みほ‐〕【×鳰鳥】

カイツブリの古名。
「―のかづき息づき」〈・中・歌謡〉

にお‐どり〔にほ‐〕【×鳰鳥】

カイツブリ別名 冬》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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