さつま絣(読み)さつまがすり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「さつま絣」の解説

さつま絣[染織]
さつまがすり

九州・沖縄地方、宮崎県地域ブランド
都城市で製作されている。高級綿糸を使用。本場大島紬と同様に織締め技法でつくられる。木製の締め機に経糸をかけ、絣糸を横から打ち込み、経の上下糸でかたく締め付けた後、藍瓶につけて染色する。経糸で締めたところが絣となり、締めないところが無地になる。染色と乾燥を繰り返し、深みのある濃藍色に仕上げられる。宮崎県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android