ごわりまらす

精選版 日本国語大辞典 「ごわりまらす」の意味・読み・例文・類語

ごわり‐まら・す

〘自サ特活〙 (「ごわる」に「まらす」が付いて、できた語) 江戸時代、主として奴(やっこ)のことば。
[一] 動詞「ある」の意の丁寧語。ございます。あります。
浄瑠璃殺生石(1731頃)七夕おどり「しゃほんにごはりまらすであんするであんすであんす」
[二] 補助動詞「ある」の丁寧語。…でございます。…であります。
※浄瑠璃・源頼家源実朝鎌倉三代記(1781)三「時節がらだから髭めらにお暇下さるは、お尤な義でごはりまらすれど〈略〉有がたい義でナイナイナイごはりまらするでこはりまらする」

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