これし

精選版 日本国語大辞典 「これし」の意味・読み・例文・類語

これ‐し

[1] 〘感動吉原遊女が客を呼ぶ時の語。
※雑俳・伊勢冠付(1772‐1817)文化一〇「ゆめの跡・これしと起す客もなし」
[2] 〘名〙 ((一)から転じて) 遊客のこと。
※雑俳・川柳評万句合‐宝暦一二(1762)義六「ある時はこれしの女房ぶっ重ね」
[3] 〘代名〙 (「し」は接尾語) これ。江戸時代女子の手紙用語。
洒落本・二蒲団(1801)「これし迚もくがいと御さっし下されかし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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