こくさくのきよう

精選版 日本国語大辞典 「こくさくのきよう」の意味・読み・例文・類語

こくさく【告朔】 の=餼羊(きよう)[=羊(ひつじ)

(告朔儀式に、祖廟に供えるいけにえの羊の意。魯の国で、告朔の儀式がすたれ、羊を供える形式だけが残っていたので、子貢餼羊をやめるべきだといった時、孔子儀礼の記憶だけでもとどめたいとして反対した「論語‐八佾」の故事から) 虚礼であっても害がなければこれを廃止すべきではないとのたとえ。また、実を失って形式ばかり残っていることのたとえ。
※業鏡台(1394‐1428頃)送万年蔵主帰関西連句詩序「衆寮僧堂云者。其猶魯之告朔餼羊

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android