きこつにいしばりす

精選版 日本国語大辞典 「きこつにいしばりす」の意味・読み・例文・類語

きこつ【肌骨】 に 砭(いしばり)

(「砭」は古く中国鍼術に用いたという石針。肌や骨に石針を刺すの意) 寒さや恐怖などで、身のちぢむような思いをすることのたとえにいう。
浄瑠璃甲子祭(1684)五「虚空にひびく音楽は、颯々凄々(さっさつせいせい)として人のきこつにいしばりす」 〔欧陽脩‐秋声賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報