がた落(読み)がたおち

精選版 日本国語大辞典 「がた落」の意味・読み・例文・類語

がた‐おち【がた落】

〘名〙
① 生産高、値段成績などが急激に下がること。急落。また、数量が急に減ること。激減
夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部「あの年の平田入門者なるものは一年間百二十人の多くに上ったが、明治三年には十九人にガタ落ちがして」
② 段違いに劣ること。
※いろは交友録(1953)〈徳川夢声〉あ「戦後の大臣諸君が、人物として戦前に比べ、ガタ落ちなのは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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