かっくしもをふむ

精選版 日本国語大辞典 「かっくしもをふむ」の意味・読み・例文・類語

かっく【葛屨】 霜(しも)を履(ふ)

(「詩経‐魏風・葛屨」の「糾糾葛屨、可以履一レ霜」からきた語) 夏に用いるかずらのくつを、冬にもなお用いる意で、貧しいこと、卑賤なこと、また、倹約がすぎてけちなことのたとえ。
※匏菴十種(1869)〈栗本鋤雲〉暁窓追録「土地偏狭にして葛屨履霜の毀を免れず」

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