かげろう(陽炎)(読み)かげろう

百科事典マイペディア 「かげろう(陽炎)」の意味・わかりやすい解説

かげろう(陽炎)【かげろう】

地面付近をとおして見るとき,前方地物がゆらいで見える現象。春や夏の強い日射で地面が熱せられると,高温の小気塊が上昇運動を起こし,地面付近の空気密度が不斉一になり,そこを通る光が不規則に屈折するために起こる。春のかげろうは,太陽高度が高くなり,日射が強くなったことを示す。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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