精選版 日本国語大辞典 「おてちん」の意味・読み・例文・類語
おてちん
〘名〙
① 困った立場に追いつめられて、どうにもならないこと。絶体絶命。
② 終わりにすること。最後。おしまい。また、そのもの。
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)大切「あの釣舟の三吉野郎に惚れて、逢ふといふ事だが、もうおてちんにしなさい」
③ すっかり金を使ってしまうこと。無一文。また、その者。
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