おお笑止(読み)おおしょうし

精選版 日本国語大辞典 「おお笑止」の意味・読み・例文・類語

おお 笑止(しょうし)

「しょうし(笑止)」をさらに感動的に言ったことば江戸時代遊里で多く用いられた。
① おお気の毒だ。おお恥ずかしい。
浄瑠璃双蝶蝶曲輪日記(1749)八「『ヲヲ笑止』『コレそのヲヲ笑止はやっぱり廓の詞』」
② おお、いやらしい。
※浄瑠璃・祇園女御九重錦(1760)一「オオ笑止(セウシ)、そりゃマア何の事ぢゃいな」
③ おお、ばからしい。
歌舞伎傾城飛馬始(1789)口明「オオ笑止(セウシ)。そりゃ逆さまぢゃわいなア」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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