うっ(読み)ウッ

デジタル大辞泉 「うっ」の意味・読み・例文・類語

うっ

[接頭]接頭語「う(打)ち」の音変化》カ・サ・タ・ハ行の頭音をもつ動詞に付いて、その動作作用を強める意を表す。「うったまげる」「うっぴらく」

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精選版 日本国語大辞典 「うっ」の意味・読み・例文・類語

うっ

〘接頭〙 (接頭語「うち(打)」の変化したもの) カ行、サ行、タ行、ハ行の頭音をもつ語、おもに動詞の上に付いて、思い切って、勢いよく、の気持を添えたり、表現威勢のよい感じを出したりするのに用いる。室町以降に現われる。「うっかたぐ」「うっかたぬぐ」「うっくう」「うっすう」「うったつ」「うったまげる」「うっちゃる」「うっつらにくい」「うっとる」「うっぱる」「うっぴらく」「うっぽれる」など。

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