いすゞBX91型バス

日本の自動車技術240選 「いすゞBX91型バス」の解説

いすゞBX91型バス

昭和23年1月より生産されたBX91型ディーゼルバスは、戦後の極度に混乱した人員輸送の円滑化に協力すべく、大型ディーゼルバスとして開発された。専用シャシを用いた低床化・フロントショックアブ付・リアスプリングロングスパンアンダースラング等、当時としては画期的なものであり、戦後国産バスの先駆けとして、今日のバス設計の基幹となっている。札幌市交にBX95型(1955年製)が保存されているほか、バス友の会等の愛好者によりBX型ボンネットバスが多数動態保存されている。保管場所いすゞ自動車株式会社 川崎工場 (〒210-8524 川崎市川崎区殿町3-25-1)
製作(製造)年1948
製作者(社)ヂーゼル自動車工業株式会社
資料の種類設計図・文献
現状保存・非公開
車名いすゞバス
モデル名いすゞBX91型
会社名ヂーゼル自動車工業株式会社
製作開始年1948
車種・用途バス
実車所在/模型なし
スタイルボンネット型バス
ドア数1
乗員座席48、乗員2計50
車両重量5000kg
構造鉄骨鋼板
バンパーあり
ステップあり
全長7840mm
全幅2400mm
全高2700mm
タイヤサイズ゙34×7
フレームコ型断面鋼板梯子型
前軸I型逆エリオット式、1/2リーフ
後軸全浮動式、1/2リーフ
軸距4300mm
前トレッドx後トレッド1520×1600mm
車高調整なし
ステアリングウオームコロ
ダンパー前軸
スタビライザーなし
走行安定装置なし
原動機名DA43型ディーゼルエンジン
冷却/気筒配列水冷/直6
弁機構OHV
内径x行程95×120mm
排気量5100cc
点火系予燃焼室式
最高出力/回転数85HP/2500rpm
最大トルク/回転数26kg・m/1200rpm
過給機なし
可変システムなし
燃料タンク容量90L
ハイブリッドシステム形式なし
変速機MT4
駆動方式FR4×2
モード燃費-
参考文献いすゞ自動車社史、いすゞ自動車50年史、いすゞディーゼル技術50年史、BUSRAMA EXPRESS NO.02
その他事項シャシー重量:2850kg;前照灯:24V;ワイパー:あり;ウォッシャー:なし;足ブレーキ:真空補助付全輪油圧式;手ブレーキ:センターシャフトブレーキ;燃料噴射:ボッシュ式列型;最終減速:5.625(6.428);最高速度:70km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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