あらばこそ(読み)アラバコソ

デジタル大辞泉 「あらばこそ」の意味・読み・例文・類語

あらば‐こそ

[連語]
助詞「も」に付いて)あろうはずはない。まったくない。「遠慮会釈あらばこそ、ずかずかと部屋に上がりこんできた」
もし…であるなら…であろうが、実際はそうではないから、の意を表す。
天地あめつちの神なきものに―が思ふ妹に逢はず死にせめ」〈・三七四〇〉
[補説]1は、次に反対内容を表す文がくる。「ない」よりも強い否定を表す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android