あののものの

精選版 日本国語大辞典 「あののものの」の意味・読み・例文・類語

あのの‐ものの

連語〙 (「あのの」の「あの」「の」ともに相手に呼びかけたり、言うことをためらったりする時に用いる感動詞。「ものの」の「もの」も言うことをためらう時のことばで、これに「の」を添えて、「あのの」にそろえて語勢を強めたもの) なんのかのと言うこと。また、そのさま。あれこれと文句を言うこと。なにやかや要領を得ないこと。なにやかやと言って相手を口説くこと。なんのかのと噂をすること。あののこのの。
浮世草子・好色貝合(1687)下「あののもののとぬれかける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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