『竹取物語』(読み)タケトリモノガタリ

とっさの日本語便利帳 「『竹取物語』」の解説

『竹取物語』

平安初期に成立した日本物語文学の祖。作者未詳。竹の中にあるのを竹取翁(おきな)によって見出され育てられたかぐや姫が、五人の求婚者をそれぞれ難題を出して退け、時の帝の求愛をも振り切って、月の世界へ戻って行く説話風物語。

『竹取物語』

作者不詳
今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、万の事に使ひけり。\(九〇〇頃)

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