SA-7(読み)エスエーなな(英語表記)SA-7 man-portable anti-aircraft missile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「SA-7」の意味・わかりやすい解説

SA-7
エスエーなな
SA-7 man-portable anti-aircraft missile

ソ連が 1966年頃から実戦配備した歩兵用携帯式 SAM (地対空ミサイル) 。西側コード名はグレイル Grail,ソ連軍名はストレラ strela。ソ連軍をはじめワルシャワ条約機構軍,アラブ諸国,北ベトナムに配備され,ベトナム戦争中東戦争で使用された。操作が簡単なことからゲリラに多数使用されている。赤外線ホーミング方式のため射角が狭いことと妨害に弱いという欠点もある。主要目は,射程 0.8~3.7km,飛行速度秒速 385m,全長 1.3m,直径 7cm,発射重量 9.2kg,推進方式固体燃料,弾頭は着発信管式破砕弾頭 1.1kg。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android