D.M.クローフット ホジキン(英語表記)Dorothy Mary Crowfoot Hodgkin

20世紀西洋人名事典 の解説

D.M.クローフット ホジキン
Dorothy Mary Crowfoot Hodgkin


1910.5.12 - 1994.7.29
英国の化学者。
オックスフォード大学教授。
カイロ(エジプト)生まれ。
オックスフォード大学卒。
旧名クローフット(Crowfoot)。
別名Dorothy Crowfoot Hodgkin,Dorothy Hodgkin。
大学卒業後、1932年ケンブリッジ大学でX線結晶学を学び、’34年オックスフォード大学サマーヴィル・カレッジ自然科学講師となる。’47年婦人初の王立協会会員となり、’66年オックスフォード大学教授、’70年ブリストル大学学長を歴任。この間’47年ペニシリンの構造を解明。ついでビタミンB₁₂の最初のX線回折像を得て、10年間にわたる研究を行いその複雑な構造を明らかにした。これによって’64年ノーベル化学賞を受賞。夫は生理学者A.L.ホジキンのいとこで歴史学者のT.L.ホジキンである。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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