AG星表(読み)エージーせいひょう(英語表記)AG Catalogue

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「AG星表」の意味・わかりやすい解説

AG星表
エージーせいひょう
AG Catalogue

1869年,ウィーンで開かれた天文協会の総会で計画され,ボン恒星目録の北天部のうち,赤緯+85°から南の赤緯-2°までの光度9等までの星全部の精密な位置を欧米の 12の天文台子午環で決め,90~1910年の間に出版された星表で 14万 4218星を含む。のちに赤緯-23°までの星4万 3830個が追加出版された。また写真観測によるこの星表の改訂がなされ,51~58年に AGK2星表として出版され,これは天の北極から赤緯-2°までの星約 18万個を含むが固有運動は載っていない。さらに同様な写真観測により,AGK2の星の改良された位置および固有運動を含む AGK3星表が 75年に出版された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android