2.5次産業(読み)にてんごじさんぎょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「2.5次産業」の意味・わかりやすい解説

2.5次産業
にてんごじさんぎょう

製造業 (2次産業) におけるサービス業 (3次産業) 的分野の比重の高まりを指していう言葉。企業活動において知識・情報の果たす役割が高まり,製品開発生産,販売の各段階において高度な技術,企画・デザイン,情報管理が求められるようになると,企業内の研究,デザイン,情報部門など間接部門の比重が高まっていく。また,このようなサービスを外部の専門企業に求める外注化の動きも強まる。この結果,サービス業と製造業は,複合的で相互発展的な依存関係を形成していく。

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