龍華三会・龍花三会(読み)りゅうげさんえ

精選版 日本国語大辞典 「龍華三会・龍花三会」の意味・読み・例文・類語

りゅうげ‐さんえ ‥サンヱ【龍華三会・龍花三会】

〘名〙 仏語。彌勒菩薩が、釈迦の滅後五六億七千万年の未来、この世(閻浮州(えんぶしゅう))に下生(げしょう)して龍華樹の下でさとりを開き、衆生済度のために開くという三番法会釈迦仏の教えで得道しなかった者が、この会座に列して成道するという。龍華会。龍華下生三会。龍華。
※観智院本三宝絵(984)下「わかみち尽ずは、この会したえずして、龍花三会にいたらしめむ」 〔心地観経‐二〕

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