鼠茸（読み）ネズミタケ

デジタル大辞泉

ねずみ‐たけ【^×鼠^×茸】

ホウキタケの別名。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

ねず‐たけ【鼠茸】

〘名〙 きのこ「ほうきたけ（箒茸）」の異名。《季・秋》

※多聞院日記‐天正四年（1576）八月二八日「常如より子スタケ来間、汁に了」

ねずみ‐たけ【鼠茸】

〘名〙 きのこ「ほうきたけ（箒茸）」の異名。《季・秋》

※俳諧・犬子集（1633）五「ちちとくへあなめつらしの鼠茸〈貞徳〉」

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

鼠茸 (ネズミタケ)

植物。ホウキタケ科のキノコ,園芸植物。ホウキタケの別称

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」

世界大百科事典（旧版）内の鼠茸の言及

【キノコ(菌∥蕈∥茸)】より

…ほかにシイタケ，ショウロ，シメジ，イワタケなどが中世の文献にしばしば見られる。近世初期に刊行された《料理物語》には，以上のもののほかに，〈初茸〉〈いくち〉〈よしたけ〉〈木くらげ〉〈かうたけ〉〈鼠茸（ねずたけ）〉の名が見える。このうち，〈いくち〉はなん種類かの集合名ともいわれるが，次の〈よしたけ〉とともに実体不明，〈かうたけ〉はコウタケで，革茸，皮茸などと書き，〈鼠茸〉はホウキタケの別称である。…

※「鼠茸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」