デジタル大辞泉
「黐躑躅」の意味・読み・例文・類語
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もち‐つつじ【黐躑躅】
〘名〙
② ツツジ科の常緑低木。
本州の伊豆半島以西、四国の
丘陵などに生え、観賞用に栽植される。高さ〇・六~二メートル。葉は枝端に集まってつく。葉身は楕円形または倒披針形で長さ三~六センチメートル。春、枝端に先の五裂した径約五センチメートルの漏斗状鐘形花が咲く。花冠は白または淡紅色で紅色の斑点が多い。花柄・がくなどに腺毛があり、粘つくところからこの名がある。ねばつつじ。《季・春》
※
散木奇歌集(1128頃)恋下「いなならばいひも放たでもちつつしやにかけたるはひこしろへとや」
③ 襲
(かさね)の色目の名。表は紫、裏は紅。また
女房の衣には、上は
蘇芳色を三つ匂わせ、下に青の濃い淡いを重ね、単は白。〔
満佐須計装束抄(1184)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
黐躑躅 (モチツツジ)
学名:Rhododendron macrosepalum
植物。ツツジ科の常緑低木,園芸植物
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報