鹿狩・猪狩(読み)ししがり

精選版 日本国語大辞典 「鹿狩・猪狩」の意味・読み・例文・類語

しし‐がり【鹿狩・猪狩】

〘名〙
山野に入りこんで、猪(いのしし)や鹿(しか)などを狩ること。しし
吾妻鏡‐文治三年(1187)四月二三日「以鹿狩鷹狩業」
里芋の芽と不動の目(1910)〈森鴎外〉「野猪狩(シシカリ)に持って行く鉄砲を打ち掛けた」
衣服にたかったシラミを退治すること。
※洒落本・妓情返夢解(1802)一「こいつしらみをとるのだと思って其摘草をおらがほうでは猪狩(シシガリ)といふといったら」
[補注]季語は、通常「鹿狩」は秋、「猪狩」は冬とされる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android