改訂新版 世界大百科事典 「鹿沢」の意味・わかりやすい解説 鹿沢[温泉] (かざわ) 群馬県西部,吾妻(あがつま)郡嬬恋(つまごい)村にある温泉。湯ノ丸山,桟敷山,角間山など標高2000m前後の山に囲まれた湯尻川の渓流に臨み,標高約1500mの高地にあって山の湯とも呼ばれる。単純泉,45℃。1918年までは温泉街を形成していたが,大火で全滅し,1軒を残して4km離れた新鹿沢温泉に移った。上信越国立公園に属し,夏はハイキング場,冬は絶好のスキー場となる。新鹿沢温泉との間に鹿沢国民休暇村がある。JR吾妻線万座・鹿沢口駅からバスの便がある。執筆者:谷沢 明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報