鹿村(読み)しかむら

日本歴史地名大系 「鹿村」の解説

鹿村
しかむら

[現在地名]二宮町鹿

しも村の北に位置し、北東物井ものい村。平坦地に北鹿、東鹿、鹿、西鹿の集落がある。「下野国誌」は大永八年(一五二八)二月七日の宇都宮興綱寄進状(海潮寺文書)みえる「横堀」を当村内に比定する。同寄進状によれば同所一貫文など計一五貫五〇〇文の地が海潮かいちよう(現真岡市)に同寺領「光西寺」の替りとして与えられている。なお、文和四年(一三五五)一月二八日の如来堂修理料差文(専修寺文書)に「よこほり 妙西」とみえ、妙西は如来堂(のちの専修寺)修理のために六疋を負担している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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