鷲巣神社(読み)わしがすじんじや

日本歴史地名大系 「鷲巣神社」の解説

鷲巣神社
わしがすじんじや

[現在地名]朝日村岩崩 鷲ヶ巣

岩崩いわくずれ集落には里宮、鷲ヶ巣山頂に小祠がある。祭神天日鷲命多岐たき神社・伊須流岐いするぎ神社を合祀する。創建の時期は不明。社伝では建久年間(一一九〇―九九)当地に来住した鷲尾某により鷲ヶ巣山上に山霊が祀られたのが始りという。享禄四年(一五三一)八月二〇日付の鮎川清長・小河長基・本庄房長による血判のある三通の起請文(色部文書)には、「当庄鎮守」として「鷲巣権現」がみえる。天文一〇年(一五四一)七月二七日付の鮎川家中連署起請文(同文書)にも「鷲巣」がみえ、小泉こいずみ庄鎮守として本庄氏一族から崇敬された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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