鶴琴(読み)かっきん

精選版 日本国語大辞典 「鶴琴」の意味・読み・例文・類語

かっ‐きん カク‥【鶴琴】

〘名〙 (中国古代、琴の名人師曠が奏していると、玄鶴が集まってきたという「韓非子」にある故事から) 琴を弾くこと。また、その時にうたう歌。ことうた。琴歌(きんか)
本朝文粋(1060頃)一一・寒鴈識秋天詩序〈大江朝綱〉「于時鶴琴一曲、所奏者断腸之声」 〔楊炯‐幽蘭賦〕

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