鶴岡[市](読み)つるおか

百科事典マイペディア 「鶴岡[市]」の意味・わかりやすい解説

鶴岡[市]【つるおか】

山形県北西部,庄内平野南西部とその南の山地を占める市。1924年市制。中心市街は1622年酒井忠勝の移封後城下町として発展,丁字路が多く城下町の形態がよく残る。羽越本線,山形自動車道,日本海東北自動車道が通じる。絹織物農機具,家具,バドミントンラケット,ベニヤ板を生産し,伝統的な花蝋燭,羽二重も有名。1970年代から工業団地の造成が進み,機械工業などが誘致されている。平野部は庄内米多産地で,大山地区は清酒を産する。湯田川温泉,湯野浜温泉,温海温泉など温泉資源に富むほか,致道博物館,念珠関跡,羽黒山などの観光地がある。2005年10月西田川郡温海町,東田川郡櫛引町,羽黒町,藤島町,朝日村を編入。1311.53km2。13万6623人(2010)。

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