鳥総・朶(読み)とぶさ

精選版 日本国語大辞典 「鳥総・朶」の意味・読み・例文・類語

と‐ぶさ【鳥総・朶】

〘名〙
① 葉の茂った木の枝の先端部分。
堀河百首(1105‐06頃)夏「卯花も神のひもろぎときてけりとふさもたわにゆふかけて見ゆ〈源俊頼〉」
② (①の誤用) 羽交(はがい)つばさ
※浄瑠璃・義経新高館(1719)軍配団「裾を払へばひらりと飛ぶ電光稲妻蝶鳥の、とぶさを立る如くにて」

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