魚書(読み)ぎょしょ

精選版 日本国語大辞典 「魚書」の意味・読み・例文・類語

ぎょ‐しょ【魚書】

〘名〙
官吏任免に用いる、魚の形をした割符詔勅魚符と任免辞令書。
明衡往来(11C中か)下本「一日魚書拝戸部尚書。齢雖衰邁、頻浴鴻慈」 〔白居易‐長慶二年七月自中書舎人出守杭州路次藍渓作〕
② (鯉の腹の中から手紙が出てきたという故事から) 書翰。手紙。〔韋皋‐憶玉簫〕
虫食い書物。〔広益熟字典(1874)〕

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普及版 字通 「魚書」の読み・字形・画数・意味

【魚書】ぎよしよ

魚形の官吏の身分を証する割り符。

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