高鼻二号墳(読み)たかはなにごうふん

日本歴史地名大系 「高鼻二号墳」の解説

高鼻二号墳
たかはなにごうふん

[現在地名]倉吉市鋤

すき集落の西側に接する丘陵先端部に位置する前方後円墳。六世紀中頃の築造で、全長二六メートル、後円部直径一七・七メートルと小型。昭和五七年(一九八二)に発掘調査が行われ、後円部墳丘内にほぼ正円にめぐる埋没した溝を伴う特異な構造が明らかにされた。埋葬施設は後円部の中央に箱式石棺一基が造られていたが、盗掘などで破壊されており詳細は不明。埋葬施設からの出土品はなかった。後円部墳丘内の溝は直径一五・五メートルで、南東部に幅一メートルのブリッジ状の掘残しがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android