精選版 日本国語大辞典 「高麗楽・狛楽」の意味・読み・例文・類語
こま‐がく【高麗楽・狛楽】
〘名〙
② 日本雅楽の分類の一つ。朝鮮・渤海(ぼっかい)方面から伝来した舞楽。伴奏には篳篥(ひちりき)、高麗笛(こまぶえ)、三鼓(さんのつづみ)、太鼓、鉦鼓(しょうこ)の楽器を用いる。音楽だけ演奏されることはなく、常に舞楽として奏される。装束は緑色を主とし、物悲しい曲風である。→右楽(うがく)。
※延喜式(927)二一「凡七月上旬差二官人并雑楽人等一。分二配左右相撲司一。〈左唐楽。右高麗楽〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報