高生田村(読み)たこうだむら

日本歴史地名大系 「高生田村」の解説

高生田村
たこうだむら

[現在地名]和田山町高生田

寺内てらうち村の東にある。正保(一六四四―四八)頃の国絵図に村名がみえ、高三七二石余。寛文八年(一六六八)豊岡藩主京極高直の次男高門領となったと考えられ、豊岡藩旧京極領三万五千石村々高付(岡本家文書)では高二五一石余とあるので、相給であったようである。また宝永三年(一七〇六)の仙石政明知行目録(仙石家文書)養父やぶ郡五四ヵ村のうちに記載されるので、出石藩領であり、嘉永四年(一八五一)に上知されるまで同藩領として推移する(天保一三年「仙石久利知行目録」同文書など)。宝暦七年(一七五七)の但馬国高一紙では高三七四石余。但馬国高附郡訳手控(岡田家文書)に村名が記載されており、高一〇三石余が生野代官支配で、ほかは出石藩領であった(「但馬国両代官所支配村々高帳」出石神社文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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