高牟礼城跡(読み)たかむれじようあと

日本歴史地名大系 「高牟礼城跡」の解説

高牟礼城跡
たかむれじようあと

[現在地名]黒木町笠原 高峰

黒木町最北部にあるたか(標高五六七・二メートル)にあった戦国期の山城。黒木氏の城。高群などとも書く。永和二年(一三七六)三月日の毛利元春軍忠状案(毛利家文書/南北朝遺文(九州編)五)に「高武礼」とみえ、応安七年(一三七四)一一月一七日、元春は北朝方の今川了俊に従って同地および黒木を攻撃している。天正一二年(一五八四)八月二三日の田尻鑑種起請文(龍造寺文書/大日本史料一一―八)に「高群御城番」とみえ、龍造寺政家は鑑種に当城の救援を命じている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android